事件・事故

平原政徳精神疾患があったか「家賃収入だけでは幸せになれなかった」

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北九州市の15歳の中島咲彩さんの命が奪われ、同級生も重傷を負った痛ましい事件。この凶行に及んだのが43歳の無職・平原政徳容疑者です。ひらばるまさのり容疑者には精神的な問題があった可能性が指摘され、無罪もしくは罪が軽減されるのではないかと、ネット上では怒りが渦巻いています。犯行時の平原容疑者は本当に精神的な問題があったのかを見ていきます。

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平原容疑者の精神的問題の兆候〜近所では奇行がよくみられていた

平原容疑者の異常な行動は、事件の何年も前から始まっていました。

近隣住民の証言によると、彼は日常的に奇声を上げ、拡声器で怒鳴り声を発していたといいます。また、爆竹を鳴らしたり、大音量で軍歌のような音楽を流したりするなど、騒音トラブルが絶えませんでした。

平原容疑者のこうした行動は、明らかに精神的な問題を示唆しています。ネットやニュースの専門家によると、統合失調症や感情障害などの可能性が指摘されていますが、現在公式には正確な診断はまだ発表されていません。

しかし、平原容疑者のこのような異常行動が長期間続いていたにもかかわらず、家族による適切な介入や治療が行われなかったことや、警察による介入もなかったことから、今回の悲劇が生まれたのではないかという指摘もあります。

平原容疑者は家族と断絶、孤立し病んでいってた

平原容疑者は、過去に妻子と暮らしていましたが離婚し、約7年前となる2017〜2018年ごろに、犯行当時住んでいた一軒家に引っ越してきました。離婚前は、一軒家から車で15分ほど離れたところにあるアパートで妻子とともに暮らしていました。そのアパートに住んでいた当時の平原容疑者を知る人は、騒音トラブルなどは一切なかったと証言しています。

一軒家では、母親や妹と同居していました。しかし、近所の人の証言によると彼の奇行や騒音トラブルが原因で、2024年9月ごろから一人暮らしを始めることになったのではないかと推察されています。

実の母や妹といった家族との断絶は、平原容疑者の精神状態をさらに悪化させたと考えられます。無職で日頃は誰とも接点がなかった平原容疑者は、社会からも孤立していました。無職であったのは「家賃」「駐車場」といった、自身が保有する不動産からの不労所得があったためです。平原容疑者は、働かなくても生活できる状況にありました。車も2台保有し、不自由ない生活を送っていたと言われています。

しかし、最終的には身近な人間関係すらも喪失し、社会人としての居場所がなかった彼のには深い孤独感と絶望感を植え付けられ、精神的に病み、心神衰弱していったのかもしれません。

警察の対応に不備があった可能性も

平原容疑者の行動は、近隣住民から何度も警察に通報されていました。特に2024年5月と10月には、騒音トラブルで警察が出動しています。しかし、これら警察の介入は一時的なものに留まり、根本的な解決には至離ませんでした。

なぜ警察や行政は、平原容疑者の明らかな異常行動に対して、より積極的な対応を取らなかったのでしょうか。仮に精神保健福祉士や医療機関との連携し、平原容疑者の精神状態を把握していたら、今回の悲劇はなかったかもしれないと思うと、やはり怒りを感じざるを得ません。

平原容疑者の犯行当日に見せた矛盾:冬空にサンダル姿で無事故運転

2024年12月14日、平原容疑者は黒のワンボックスカーでマクドナルドの駐車場に到着しました。店内の様子をうかがった後、中島さんたちが入店してから15分後に店に入り、わずか十数秒の間に2人を刺したと報道されています。

犯行当日、寒い中、平原容疑者は黄色いサンダル姿であったと言われています。明らかに平原容疑者の姿は異様で、異常者のような装いであったといえます。一方、平原容疑者は、車を運転して事件現場に到着し、その後事故も起こさずに帰宅しています。つまり冷酷で異常な行動をとっていますが、自動車を運転できる、つまり冷静に判断できる状況にあったともいえ、矛盾をはらんでいます。

今回の犯行の動機を平原容疑者はまだ捜査で明らかにしていません。そこには長年蓄積された孤独感や社会への怒りがあったのかもしれません。しかし、それは若い命を奪う理由には、決してなりません。15歳の咲彩さんの人生、同じく致命傷となるような深い傷を負った男性生徒。こんな形で人生を大きく変えられてしまい、断ち切られてしまったことに、深い悲しみと怒りを感じます。

無差別殺人は過去にもあった

この事件は、私たちの社会が抱える多くの問題を浮かび上がらせています。また平原容疑者は精神疾患と決まったわけではありませんが、過去に起きた無差別殺人の犯人は精神疾患とされています。精神疾患の人を腫物扱いして、野放しにした結果、罪のない、関係のない人の命が、何度も奪われています。

無差別殺傷事件では、法務省の調査によると、調査対象者52人のうち37人(約71%)が本鑑定に付され、そのうち10人(約19%)が心神耗弱と認定された。 一部の事例では完全な責任能力欠如(心神喪失)が認定され、無罪となるケースもある。〜弁護士岡野タケシ氏の投稿より

平原容疑者は報道で地元の不動産を多く所有し、働かなくても収入が得て、金銭的に不自由ない生活を送っていたと言われています。一見、傍目からは幸せそうに見えます。しかし平原容疑者は、社会から孤立し、心を分かち合える人もいませんでした。平原容疑者は不幸せだったのかもしれません。

また続報がありましたら、追記していきます。

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