本田尚志(ほんだたかし)前鹿児島県警生活安全部長が、国家公務員法違反(守秘義務)容疑で逮捕されました。これを機に鹿児島県警が不祥事を隠蔽した疑惑が浮上し、本田尚志容疑者が話題を集めています。
鹿児島県警の闇に切り込んだ本田尚志前鹿児島県警生活安全部長の経歴をみてみたいと思います。
本田尚志の経歴・プロフィール
今回の騒動のきっかけを作った本田尚志容疑者は、いったいどんな人物なのでしょうか。
現在、公表されている経歴は次のとおりです。
・年齢:60歳(2024年3月で定年退職)
・最終役職:鹿児島県警生活安全部長(警視正)
調べたところ、家族構成は明らかになっていませんでした。
さらに本田容疑者のキャリアについて調べたところ、詳しいキャリア情報は明らかになっていませんでした。しかし警視庁の場合、生活安全部の部長は、数少ないノンキャリアのポストであると言われています。本田容疑者も県警での最終階級が警視正であったことから、「ノンキャリア組」として地道に実績を積んできたのではないかと推察されます。
また情報が分かりましたら、追記していきます。
事件の概要
6月5日、国家公務員法違反したとして逮捕された鹿児島県警の本田尚志前生活安全部長が出廷しました。目的は“拘留理由の開示”要求です。本田尚志前生活安全部長は、鹿児島県警が隠蔽した2件の事件について指摘をしました。隠蔽は、野川明輝鹿児島県警本部長の指示のもと行われたと供述しています。
本田尚志前生活安全部長は、鹿児島県警の警察情報を第三者である記者に漏洩した「秘密義務違反」として逮捕され、現在拘留されています。この逮捕により、これまでの鹿児島県警の隠蔽工作が次々と明らかになりました。
このため、本田尚志前生活安全部長が、記者に流出したとされる情報漏えいの内容が、鹿児島県警の不正告発だったと言われてます。
6月5日、本田尚志前生活安全部長の拘留取消請求は簡易裁判所で棄却されました。6月7日現在、まだ拘留されています。
今回の本田容疑者の逮捕をきっかけに、鹿児島県警が隠蔽したとされる、県警職員の不祥事が明らかになりました。本田容疑者は、記者に情報を提供したのは「一人の警察官として許せなかった」と発言しています。
本田容疑者が最後に所属した生活安全部は、各都道府県警察本部に設置される部署の一つで、少年犯罪、経済環境事犯およびサイバー犯罪など、防犯保安活動全般を手がけるとされています。
本田容疑者は青少年を導く立場にあったことから、正しい日本の警察のあり方を、自らの手で取り戻したかったのかもしれません。本田容疑者の正義に対し、鹿児島県警がどのように対応するのか注目したいですね。
<追記>本田尚志の天敵・野川明輝は自動車安全運センセンター総務部長に
2024年11月に鹿児島県警内で動きがありました。野川明輝鹿児島県警本部長は、11月5日付で警察庁へ異動となりました。警察庁は、野川明輝前本部長は、11月13日付で自動車安全運転センターの総務部長に異動すると発表しました。
野川前本部長は、11月1日に行われた離任会見で「県民の間にまだ疑念が残っているものと認識をしていて、私の在任期間中にそれを晴らすまでに至らなかったことについては大変申し訳なく思っている」と述べました。
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