第96回選抜高校野球大会の出場校発表が、2024年1月26日15時から行われました。
21世紀枠で選出される学校の1校に、北海道別海高校が選出されました。北海道別海高校は、春夏通じて甲子園初出場となります。日本最東端の公立の野球部を率いる島影隆啓監督に注目が集まっています。
・北海道別海高校の野球部の島影隆啓監督の経歴が知りたい
島影隆啓監督の経歴
それでは、さっそく島影隆啓監督の経歴をみていきましょう。
出身:北海道別海町
家族構成:妻、子供(娘)
別海高校野球部の監督は、島影隆啓(しまかげ・たかひろ)さんです。現在、外部指導者として別海高校の監督を8年間務めています。
島影隆啓監督は、別海町出身の41歳です。実家が経営するコンビニ「セイコーマート しまかげ中春別」で副店長として働きながら、監督として指導を続けています。
毎朝午前3時半から働き、8時に10キロ離れた別海高校へ向かう毎日です。
実家が経営するコンビニで働いているということから、ご両親やご家族と暮らしている可能性が高いですね。またわかりましたら情報を更新していきます。
追記:出場決定の瞬間、島影隆啓監督は妻と子供といたことが報道されました。これにより、家族構成は「妻、子供(娘)」ということが判明しました。
別海の名前が読み上げられた瞬間、部員や一般生徒、関係者などが集った体育館は熱狂に包まれた。しかし、そこに島影監督の姿はなかった。「発表の瞬間は一番迷惑をかけている妻と家族と一緒に見たいなという思いがあった。本当はこっち(体育館)に来なきゃダメだと分かっていたんですけど、わがまま言わせてもらった」。体育館の近くに停めた自家用車で、妻、子どもたちと特別な時間を共有し、喜びを分かち合った。
〜DOSHIN SPORTS 2024年1月26日
中標津高にダブルヘッダーの2試合とも大敗を喫し、肩を落として帰宅した日だった。「娘が駆け寄ってきて、急に『勇気100%』を歌い始めた。それを聴いた瞬間に楽になった」と心は晴れた。〜DOSHIN SPORTS 2024年1月26日
島影監督は奥様やご家族の理解があり、安心して野球に専念できたのでしょうね!
「昭和の根性野球」で熱血指導
島影隆啓監督は、別海高校野球部での、選手を厳しく叱る指導について「昭和の根性野球」と語っています。
「今では『古くさい』のかもしれないが、響かなければ、それは僕と選手に信頼関係がないだけ」
〜2023年11月20日 20:25(11月21日 12:00更新)北海道新聞どうしん電子版
島影隆啓監督の言葉から、選手との信頼関係を何よりも大切にされていることがよくわかります。
また島影隆啓監督は、別のインタビューで「うちは、エンジョイベースボールとは逆行している」と、2023年の夏の甲子園を制した慶應高校野球部と比較して、自身の指導方針を語っていました。
全国の高校野球部で「脱丸刈り」が進む中でも、島影監督は信念を貫く姿勢が窺えます。
また島影監督は、毎年6月と11月に、北海道から東京に向かいます。東京で開催される大学選手権、明治神宮大会を観戦します。
全国レベルの戦いから吸収して、自らの指導に反映させようという目的です。島影監督は外部指導者なので、経費は全て自腹です。本気度の高い、とても熱心な指導者であることが窺えます。
冬の間は、島影監督自ら、野球部の練習前に雪のグラウンドを整備するそうです。早朝から二刀流で仕事と監督業をこなし、島影隆啓(しまかげ・たかひろ)監督は、選手思いの、心の熱い監督のようです。
監督の指導歴
・2004年ごろ〜2013年:武修館高校監督
・2013年〜:別海町の少年野球チーム監督
・2016年春〜現在:別海高校監督
島影隆啓監督は、2016年に別海高校の監督に就任しました。当時の部員数は4名と、選手を集めるところからのスタートでした。島影隆啓監督の野球への熱意が地域の人々を動かし、別海高校野球部は徐々に力をつけていきました。
島影隆啓監督は、別海高校の監督となる前は、北海道釧路市の武修館高校の監督を務めていました。島影隆啓監督は、武修館高校野球部の出身です。
2004年ごろから武修館高校野球部の監督を務め、2010年に北北海道大会準優勝という成績をおさめます。甲子園の選抜大会には、2008年と、2010年にも候補校に選ばれていました。
転機は2013年に訪れます。この年、突然監督を解任されました。解任されるまで、約10年の間武修館の監督を務めています。
解任理由は公表されていませんが、解任ということは学校側との何らかのトラブルがあったと推察されます。
しかしながら、当時のTwitterの投稿から、島影監督の熱い指導は選手や保護者に支持されていた様子がわかります。
島影監督解任を学園側に抗議するかたちで、父母会として嘆願書を提出する事となりました。正直この活動が本当に島影さんの為になるのかは私自身わかりません。ですが、島影隆啓という人間がどの世代の選手からも尊敬され、慕われていたことを示す意味でもこの活動をするべきなのかもしれません。
— 武修館野球部あるある (@bushuaruaru) October 30, 2013
島影隆啓監督の野球選手としての経歴については明らかになっていませんが、またわかりましたら更新していきます。
甲子園で、島影監督、そしてご家族の皆さんの弾ける笑顔が見たいですね!春のセンバツに向けてがんばってください!
*アイキャッチ画像は、北海道新聞(成川謙撮影)より
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