大谷翔平選手が、2023年のMLBオールスターゲームで使用したヘルメット、サイン入りゲームユニフォームがそれぞれ高額で落札されました。
こちらの記事では、大谷選手にまつわるオークションについてみていきます。
2023年オールスターゲームで使用したヘルメットとユニフォーム
7月19日(現地時間)に終了したMLBチャリティオークションで、大谷選手が試合で使用したヘルメットは9万8010ドル(約1370万円)で落札されました。
直筆サイン入りユニフォームは、7月20日(現地時間)にオークションは終了し5万10ドル(約699万円)で落札されました。ユニフォームには116件の入札がありました。
2022年も、一番人気で落札
2022年7月27日(現地時間)、大谷選手がオールスターゲームで実際に使用したヘルメットはサイン入りで、3万20ドル(約405万円)で落札されました。
大谷選手のサイン入りユニフォームも出品され、ユニフォームでは最高額となる2万5010ドル(約330万円)で落札されました。次に高値となったのは、オールスターゲームが開催された地元・ドジャース所属のカーショー投手でした。落札額は約80万円でした。
そして、その他にも大谷選手が第1打席でカーショー投手からヒットを打ったボールは、2万150ドル(約272万円)で落札されました。
2021年は、MLB史上最高額を記録
大谷選手のサイン入りオールスタージャージは、13万210ドル(当時のレートで約1430万円)で落札されました。2001年から続くMLBオークションでの最高額となり、話題をさらいました。
この年、大谷選手はMLBオールスターゲーム史上初めて、投打の二刀流選手として出場したこともあり高値がつきました。
これまでのMLBオークション最高記録も、この3日前に落札された大谷選手にまつわるユニフォームでした。2021年に大谷選手の試合使用済みエンゼルス・ジャージーで、12万1800ドルで落札されました。
2021年のオールスターゲームのユニフォームは歴史的な変更がありました。アメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)が同じユニホームを着用しました。
ア・リーグはネイビーを、(ナ・リーグ)は白を基調にしたデザインでした。そして、各出場選手が所属する球団の都市名の3文字と球団ロゴが胸に記されていました。
どんな人が落札したの?
オークションの落札者は、非公開情報となることが多いですが、大谷選手のユニフォームとヘルメットは日本からの落札であることが判明しています。
そして、いくつかのグッズは落札者の好意で公開されています。
ユニフォームは鹿児島県で期間限定公開
2021年と2022年のユニフォームの落札者は鹿児島県の今針山栄二氏でした。今針山氏は、鹿児島県内で6店舗のモスバーガーをフランチャイズ経営している会社の会長です。
大谷選手のユニフォームは、2021年、2022年に鹿児島市のマルヤガーデンズで期間限定で展示されました。
今針山氏の会社が運営する、鹿児島天文館いづろ商店街「モスバーガーマルヤガーデンズ前店」でも、2023年のWBC開催中に展示されました。
今針山氏は、オークション落札時に取材を受けました。「大谷選手は世界の顔。宝が日本以外に渡ってしまってはいけない」と答えています。今後も獲得に意欲を見せていました。
そして2023年のサイン入りユニフォームの落札者は、今針山氏であることが判明しました。
ヘルメットは埼玉県でみられる
2022年のヘルメットの落札者は、埼玉県越谷市の上村英之氏です。上村氏は「かみむら歯科・矯正歯科クリニック」理事長を務めています。
上村氏は、2022年のオールスターゲームのホームベースも落札しました。大谷選手のヘルメットは上村氏のクリニックの待合室の「世界の宝 大谷翔平コーナー」に、ホームベースと共に飾られています。
「かみむら歯科・矯正歯科クリニック」では、総額2000万円を超える大谷選手に関連するグッズが公開されています。
上村氏は取材の際、「野球には興味はなかったが、大谷選手の人間性にひかれた」と答えています。2023年7月に放送されたTBS「アッコにおまかせ」では、2023年のオークションにも参加したことを明らかにしていました。
*写真は「かみむら歯科・矯正歯科クリニック」ホームページより
他には、こんなオークションも「大谷選手に会える権利」!
2019年12月には、MLB主催のALS(筋萎縮性側索硬化症)のチャリティーオークションに「ショウヘイ・オオタニと会える権利」が出品されました。
出品内容は、落札者と同行者(3名)が、公式戦で大谷選手と会えるというものでした。フィールド上で打撃練習を見学や、大谷選手との写真やサインをもらえる権利が含まれていました。
本オークション落札額は2万2075ドル(約241万8000円)でした。エンゼルスのマイク・トラウト外野手と会える権利は1万1550ドル(約126万5000円)で、およそ2倍近くの高値がつきました。
MLBレジェンド達のユニフォームの値段
大谷選手のほかに、MLBレジェンド達のユニフォームも破格の値段で取引されています。
ヤンキースの永久欠番「2」:デレク・ジーター選手
2014年に引退したデレク・ジーター選手。1995年のデビューから引退まで、現役時代の20年間ずっとヤンキースに所属しました。キャプテンを務め、品行方正なイメージでヤンキースの顔でした。「ザ・キャプテン」、「ミスター・ヤンキース」と呼ばれるスーパースターです。
ジーター選手が引退する試合で着用したユニフォームは、25万ドル(約2625万円)で取引されました。こちらはオークションではなく、ワンプライスの販売のみでした。
BREAKING: Derek Jeter retirement ceremony announced. Be there to say #FarewellCaptain! http://t.co/tRPDTexy2J pic.twitter.com/fnKLJuk07l
— New York Yankees (@Yankees) July 18, 2014
アメリカ文化の一部:ベーブ・ルース選手
アメリカの野球といえば、時代を超えて必ず名前が挙がるのはベーブ・ルース選手です。1936年に最初にアメリカ野球殿堂入りを果たした5人のうちの1人であり、2018年に、没後70年を経て大統領自由勲章を贈られた英雄です。
2019年、ベーブ・ルースが実際に使用したユニフォームは、564万ドル(約6億1200万円)という値がつきました。
ちなみに、ルース選手のヤンキース時代の背番号は「3」です。こちらもヤンキースの永久欠番になっています。
オールスター2023のユニフォームが日本にやってきた
大谷選手のオールスター2023の直筆サイン入りユニフォームを落札したのは、鹿児島県の今針山栄二氏でした。今針山氏は、2021年、2022年に続く落札で3連覇を果たしました。
このユニフォームは、8月に入り鹿児島の今針山氏の元に届きました。さっそく今針山氏は手にとり感慨深い様子です。
「これで三連覇達成です。記念になるものだから、海外に持っていかれたくない」と語っています。
同じく大谷選手グッズコレクターのかみむら歯科・矯正歯科クリニックの理事長・上村英之氏は自身のXを更新しました。
鹿児島の今針山氏を訪問したことを伝えています。
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