大谷翔平選手

水原一平は振込代理権を持っていた「2段階認証も突破できた」

大谷翔平選手

大谷翔平選手の元通訳水原一平氏の違法賭博疑惑において、水原氏の発言が一転したことから、アメリカのメディアは、大谷選手への疑惑を報道し続けています。

大谷選手への疑惑が生じたのは、水原氏の発言がわずか2日で180度変わってしまったことがその理由ですが、なぜ発言が変わってしまったのでしょうか?

3月25日(日本時間3月26日)、大谷選手は今回の疑惑について、初めて声明を発表し、疑惑に関する自身の関与を一切否定しました。
しかし、海外では「まだ大谷選手の疑惑は完全に晴れていない」という反応が残っています。

この記事はこんな人におすすめ!
・水原一平氏の発言が変わった理由を知りたい人
・大谷選手の会見を見た海外の反応が知りたい人

大谷選手の疑惑に関する動き

疑惑報道があってから、全く声明を出さない大谷選手への不信感が高まり、ロスアンゼルスタイムズは、「大谷選手からの説明を求める」と声明を掲載しました。

USA TODAY紙は、3月24日に「今後48時間以内に、大谷選手サイドから声明が発表される可能性がある」と報じました。

わずか2日の間で、水原氏が発言を覆したのは大谷選手の弁護団による隠蔽工作と憶測が流れています。しかし、ここにきてそれは、隠蔽工作ではないかもしれないという流れも出てきました。

水原氏の発言「大谷選手が代わりに送金した」から「大谷選手は何も知らなかった」の信憑性が高まる

3月18日、水原氏はアメリカのスポーツ専門局ESPNの取材で、ギャンブル元締めであるブックメーカーに送金したのは、当初「大谷選手が水原氏に頼まれて送金した」と回答していました。

しかし、水原氏は2日後にはその発言を翻し「大谷選手は何も知らない」と回答しています。これは大谷選手の弁護団が発表した声明と同じ内容です。

わずかの間に、発言が一転したことから「大谷選手サイドの隠蔽工作ではないか」という疑惑も広がりました。

大谷選手の弁護団が、大谷選手にいかなる処分も下らないようにしたストーリーを作り、水原氏が大谷選手の身代わりをさせられたという見解があります。弁護団による隠蔽説が根強く、大谷選手の疑惑への関与がささやかれています。

弁護団の主張の根拠となっている一つに「アメリカの銀行口座の仕組み」があります。アメリカでは「水原氏は大谷選手が手術中に送金した」という報道もあり、このアメリカの銀行口座の仕組みによって、弁護団のストーリーに真実味が帯びてきました。

Check Writing Privileges(振込代理権)とは

アメリカの銀行口座には、予め指定した代理人に送金する権利を委託できる仕組みがあります。それが「Check Writing Privileges(振込代理権)」です。

大谷選手の弁護団は、この「Check Writing Privileges(振込代理権)」を根拠にして水原氏が1人で50万ドルを送金したという主張をしていると考えられます。

送金時「2段階認証」はどう突破した?という謎も解明

疑惑が浮上した当初、大谷選手が自ら送金したという報道がありました。それは生体認証を含む「2段階認証」が求められるのと、送金金額が高額であったためです。

しかし、この「Check Writing Privileges(振込代理権)」があれば、オンライン送金で求められる2段階認証も突破でき、水原氏が大谷選手の知らない間に送金できる環境にあったと証明できます。

大谷選手の多忙なスケジュール、毎日10時間睡眠を確保するライフスタイルを考えると、いつもそばにいて身の回りのケアもしていた水原氏に「Check Writing Privileges(振込代理権)」を付与し、大谷選手の口座に設定していたと容易に推測できます。

三菱UFJ銀行の対応が皮肉な結果につながる可能性も

大谷選手がイメージキャラクターを務める三菱UFJ銀行のWebCMで、「アプリで銀行振込」というシリーズがありました。

今回の疑惑が浮上した後、残念ながらこちらの動画は「大谷選手と契約終了であったことを忘れていた」という理由で削除されてしまいましたが、なんとも皮肉です。

MUFGホームページより

MUFGホームページより

大谷選手がイメージキャラクターを務める企業は現在16社あります。三菱UFJ銀行以外の企業は、今後どのような対応をするか?それも気になるところですね。

追記:大谷選手の会見動画(フルバージョン)と海外のネットの反応

3月25日(日本時間3月26日)に大谷選手は会見を開きました。この会見では、大谷選手は「疑惑に一切関与していない「嘘をつかれた」と述べました。

海外の反応

大谷選手は「一切関与していない」と声明を出しましたが、会見を見たユーザーからはまだ疑念が残るという声も上がっています。

また大谷選手の弁護団の対応について懐疑的な目も向けられています。

・なんで銀行から通知を受けとらないのか?
・弁護団は、なぜ一平がチームに話す前に警告を与えなかったのか?
・一介の通訳に、450万ドルの与信枠を与える胴元って何?大谷がなんの手がかりも持ってないとは信じられない

・大谷は完璧な英語を話すけれども、それでも通訳を使いたかった。大谷は、通訳が私たちに伝えていること以上のことを知っている。どのようにして大谷の口座から送金できたのか説明する必要がある
・彼が左側をどのように見ているか注目してください。あれは、嘘をついている。

「大谷選手を信じるか?」という投票では、「信じない 52.5%」とわずかですが、半数を上回りました。

中には野球賭博でMLBを永久追放となったピート・ローズ氏のベースボールカードに大谷選手の写真をコラージュした投稿も見られました。

*アイキャッチ画像はGettyImagesより

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