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W杯アジア最終予選:中国人サポーターによる妨害まとめ「観客席でも乱闘、殴られる事態に!?」

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2024年11月19日、中国の福建省廈門市でサッカーのワールドカップアジア最終予選が開催されました。日本は中国に3-1で勝利しました。この試合では中国人のサポーターのピッチへの乱入、国歌斉唱へのブーイングが見られるなど、試合には関係のない出来事が物議を醸し出し、話題を呼んでいます。

こちらの記事では、中国人サポーターの妨害や蛮行、さらに現地のSNSにアップされた怒号が飛び交い無法地帯ともなった観客席の動画などを、時系列でまとめていきたいと思います。

試合前:サムライブルーのユニフォームを着たサポーターを取り囲む

試合前、会場に入ろうとしたサムライブルーのユニフォームを着た一人の男性が、多くの中国人サポーターに取り囲まれ罵声を浴びせられ続けていました。

ちなみに、この男性が浴びせられている罵声「汉奸(ハンジェン)」とは、民族の裏切り者、異民族や外国の侵略者の手先となる者を意味します。

警察も出動、サムライブルーのユニフォームを脱がす

「裏切り者、裏切り者」と罵声を浴びせ続けられた男性は、最終的に警察に取り囲まれ、中国人サポーターとは一線を画す場所まで押しやられます。

そしてそこで、警察からサムライブルーのユニフォームを脱ぐように言われたのか、警察が男性のユニフォームに手をかけています。男性は抵抗していますが、最終的には無理やり脱がされています。

中国人サポーターは、同じ中国人からもバカにされる始末

これらの投稿に対して、Xでは、次のようなコメントが中国語で残されていました。日本に対して攻撃的なコメントではなく、「同胞」をバカにし、嘲笑するコメントが残されていました。

ーこの10年でこんなに退化したんだな、洗脳されてテロ分子が作り出されてるよ!
ー14億人のバカ
ー完全に進化を遂げてないサル
ー本当に野蛮で愚かな連中だ
ー共産主義、イコール中国人民共和国ではない

場内でも非常識な行動が散見

中国のSNS・微博(ウェイボー)では、観客席でもサムライブルーのユニフォームを着た別の人物が罵声を浴びせられいる動画が投稿されました。

Weiboより

この動画を見ると、最終的に男性は身の危険を感じて、試合会場を後にしました。この男性の国籍は不明ですが、微博(ウェイボー)の書き込みには「台湾の人がブルーを着ていたから余計に炎上したのではないか」「いや、日本人だからだ」と推測が飛び交っていました。

微博(ウェイボー)動画:「球迷身穿日本球衣入场被群起怒骂(観客が日本のユニフォームを着て入場したところ、大勢から怒鳴られた)」

国歌斉唱:大ブーイングの嵐、会場は無法地帯に

試合前の国歌斉唱では、会場を埋め尽くした中国人サポーターによって「君が代」が流れている間ブーイングの嵐が巻き起こされました。国際試合のルールでは、国歌斉唱の際はお互いにリスペクトすることが求められています。それを無視したブーイングは、リスペクトが微塵もない、とても非礼な行動といえます。

こちらのXに投稿された国歌斉唱の動画は、日本人サポーターによるものです。「日本人サポーターは3階に陣取って応援している」 と投稿しています。3階にいる理由は、過去に、同じように中国で開催された試合で、上層階にいる中国人サポーターから物を投げつけられた経験があるためです。中国人サポーターには観戦時におけるマナーもなければ、警備員の制御が行き届かない無法地帯になってしまうことがよくわかります。

前半17分:レーザーポインターを選手に当てる行動を確認

この試合では、レーザービームが選手に向けて照射されました。前半17分頃、ピッチの中国陣地の中央あたりで緑色の光が確認されました。続いて、日本のゴールキーパー鈴木彩艶選手の顔にも、レーザーポインターと思われる光線が当てられていたことが、はっきりと確認されました。

Xより

鈴木選手にレーザーポインターが当てられた実際の映像はこちらです。

前半35分:GK鈴木をめがけて中国人サポーターが乱入、試合は1分間中断

前半35分を過ぎたころ、中国のゴール裏から一人のサポーターが乱入しました。男性はそのまま日本陣地を守る鈴木彩艶選手に向かって走っていきました。
観客席にいる中国人サポーターによって撮影された投稿はこちらです。動画の中で、観客席の男性が、フィールドを走って妨害している男性を「加油!(がんばれ)」と言いながら応援している様子がわかります。リスペクトは全くありません。

ロイター

その後、その中国人サポーターは、7人の警備員により取り押さえられ、連行されていきました。このハプニングで試合は、約1分間中断しています。

Getty Images

ロイター

試合再開直後となる前半39分、久保建英選手のコーナキックから小川航基選手のゴールで日本が先制しています。何とも皮肉な試合展開です。

FIFAから中国の「リスペクトのない行動」対する制裁はあるか?

このW杯アジア最終予選として、2024年9月10日にバーレーンで開催された行われたバーレーン戦でも、日本代表は同じようにレーザーポインターによる被害に遭っていました。バーレーンでも国歌斉唱時のブーイングがあり、FIFAはバーレーンサッカー協会に1万スイスフラン(約175万円)の罰金を科しています。

中国代表が異例の「リスペクトを求める!」メッセージ

中国サッカー代表は、試合前に公式SNS・微博(ウェイボー)でファンに対してマナーを遵守するよう呼びかけていました。それらは次の10項目にまとめられていました。

1、礼儀作法に注意する:国旗掲揚や国歌斉唱の際は、背を高くし、帽子を脱ぎ、注意を払わなければなりません。
2、順序の遵守:競技会場の秩序を守り、係員の誘導に従い、競技会場内への立ち入りや選手の競技の妨げとなるような行為は行わないでください。
3、文明的な応援:下品な言葉や侮辱的な言葉を使用したり、過剰な行動をとったりすることなく、ポジティブかつ健全な方法でチームと選手を応援します。
4、他者を尊重する:他の観客が試合を観戦する権利を尊重し、群がったり押し込んだりせず、衝突を避けてください。
5、環境を保護する:競技場に破片を投げ込むことは固く禁止されています。アリーナを整理整頓し、ゴミを捨てず、退場時には持ち物を持ち帰ってください。
6、法令の遵守:違法行為への参加や、禁止されている物品を会場内に持ち込まないでください。
7、公正な競争を支援する:チームの素晴らしいパフォーマンスを称賛し、審判の決定を尊重し、公正な競争の精神を擁護し、公正な競争の雰囲気を作り出します。
8、温かくフレンドリーであること:さまざまな地域のファンとフレンドリーにコミュニケーションを取り、私たちの街のおもてなしを示します。
9、安全に注意:観戦中の事故を避けるため、自分自身と他の人の安全に注意してください。
10、ポジティブなエネルギーを広める:試合を観戦することで、スポーツマンシップとポジティブなエネルギーを伝え、より多くの人にスポーツへの参加を促します。
東スポ

これらの10項目の最後に、「礼儀正しく、熱心に、秩序ある態度で試合を観戦し、イベントに華を添えるために協力しましょう」と、中国人サポーターへ呼びかけがありました。しかし、こうした中国サッカー代表の願いは、サポーターへ全く届きませんでした。

今回の中国人サポーターの卑劣な行動に対して、FIFAがどのような制裁を下すのかまだわかっていません。また続報がわかりました追記します。

中国人サポーターのリスペクトのない、民度の低さは過去にも露呈

中国人サポーターの民度の低さは、今回に限ったことではありません。2023年9月に、中国の武漢市で開催されたサッカーの試合では、中国人サポーターが「バカ、バカ」と連呼して、試合を妨害していました。

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