「+1」や「+44」など、見慣れない国際電話番号からの着信——出てしまってから「もしかして詐欺?」と不安になった経験はありませんか。
特殊詐欺の被害はここ数年、深刻な状況が続いています。そこで警察庁は、詐欺電話を自動でブロック・警告してくれる無料アプリを「推奨アプリ」として認定し、普及を進めています。今回は、その仕組みと導入方法をご紹介します。
まず知っておきたいポイント
- 特殊詐欺の電話の多くは、海外からの国際電話番号が起点になっている
- 警察庁が把握している「詐欺に使われた番号」のデータと連携し、着信を自動でブロック・警告してくれるアプリがある
- 無料で使えるアプリが複数あり、離れて暮らす家族のスマホにも入れておくと安心
どんな仕組みで守ってくれるの?
これらのアプリは主に次のような機能を備えています。
- 詐欺に使われた番号のデータベースと照合:警察が把握している「実際に詐欺に使われた電話番号」と着信をリアルタイムで照合し、警告や自動ブロックを行う
- 国際電話の一括ブロック:特殊詐欺の多くが国際電話番号を起点にしているため、まとめてブロックする設定ができる(Android端末でより強力に機能する場合が多く、iPhoneは仕様上、一部制限があります)
- 不審な番号の警告表示:知らない番号からの着信でも、企業名などが表示されることで折り返すべきか判断しやすくなる
代表的なアプリの例
- 警視庁が提供する「デジポリス」:国際電話のブロックのほか、防犯ブザー機能や地域の犯罪情報の通知なども備えた総合防犯アプリ
こちらは、警察庁推奨アプリとして認定された無料の特殊詐欺対策アプリです。
- 「詐欺対策 by NTTタウンページ」 :詐欺の可能性がある電話を自動で警告・遮断するほか、NTTタウンページのデータを活用し、企業などの発信元名称を表示してくれます。
「トレンドマイクロ 詐欺バスター Lite」:詐欺電話の警告・ブロックに加え、最新の詐欺情報を通知し、被害防止をサポートします。
いずれも無料で導入でき、設定は数分程度で完了するものがほとんどです。
「総合的な防犯対策→デジポリス」
「詐欺電話に特化した対策→警察庁推奨アプリ2種類」がおすすめです。
導入するときの注意点
- iPhoneとAndroidで、対応できる機能に一部違いがあります(自動ブロックの範囲など)
- 複数のアプリを同時に有効化すると、機能が競合する場合があります。基本的にはひとつを選んで設定するのがおすすめです
- アプリを入れても、心当たりのない番号にはまず出ない、という基本の心がけも変わらず大切です
家族で取り組みたいポイント
- 自分のスマホだけでなく、離れて暮らすご両親や祖父母のスマホにも導入を検討する
- 「知らない番号には出ない」「お金の話が出たら一度電話を切って家族に相談する」というルールを家庭内で共有しておく
まとめ
特殊詐欺の被害は、電話に「出る前」に防げるかどうかが大きな分かれ目になります。無料で導入できるアプリを味方につけて、ご家族みんなのスマホを一段階安心なものにしてみてください。
電話まわりのセキュリティを見直すタイミングは、通信プランそのものを点検するよい機会でもあります。迷惑電話対策機能が標準で使えるプランかどうかも、あわせてチェックしておくと安心です。


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