佐々木光生い立ち「少年院出所後流転の人生スタート」

2024年4月、栃木県那須町で男女2人の焼けた遺体が見つかった事件で、佐々木光（ささきひかる）容疑者が逮捕されました。先に出頭した平山綾拳容疑者に１千万円以上の報酬を渡していたとされています。

この記事では、平山容疑者から「アニキ」と呼ばれていた佐々木光（ささきひかる）容疑者の生い立ちや経歴、さらに沖縄にいた理由についてみていきたいと思います。

佐々木光容疑者の生い立ち「地元は福岡の山間」

4月28日、警視庁と栃木県警の合同捜査本部が佐々木光容疑者の逮捕を発表しました。発表された佐々木光容疑者の情報は次のとおりです。

名前：佐々木光（ささきひかる）
年齢： 28歳（2024年5月現在）
住居：不詳
職業：不詳（東京・上野の飲食店のキャッチ？）
罪状：死体損壊

佐々木光は、福岡県嘉麻市出身の28歳です。

佐々木は福岡県嘉麻市に生まれ、母子家庭で育った。小学校時代は文集にこう記している。〈僕の将来の夢は、海上保安官です。（略）人の命が助けられるからです〉〜文春オンライン

佐々木容疑者の家族に関する情報は公表されていませんでした。母子家庭に育ったとありますが、それが離別によるものか死別によるものか、理由は判明していません。また母親以外のその他の家族がいるか不明です。

福岡県嘉麻市はこちらです。福岡県のほぼ中央に位置し、周りは山で囲まれています。

もし佐々木容疑者が、小学校時代を嘉麻市で過ごしたならば、海上保安官という職業が身近にあったとは思えません。しかし、卒業文集に書くほど、海上保安官になりたいと強い思いを抱かせるような出来事が、佐々木容疑者の身に起こったのかもしれません。

佐々木容疑者は、将来人の命を助けるどころか、逆に命を奪う行為に加担するとは想像もしていなかったことでしょう。

佐々木容疑者が在籍した小学校や中学校名は公表されていませんでした。

卒業アルバムには、長髪ではにかむあどけない佐々木が笑っている。中学ではサッカー部に所属していたが、ワルぶって学校をさぼることもままあったという。ひとつの転機が訪れたのは卒業後だ。高校には行かなかった。〜文春オンライン

中学時代の佐々木容疑者（文春オンライン）

さらに、文春オンラインによると、佐々木容疑者は、高校には進学していません。中学卒業後は、集団暴走行為で逮捕され少年院に入っています。

佐々木容疑者は出所後は、東京や名古屋といった大都市を転々とし、2022年ごろ地元福岡に戻ります。福岡県飯塚市で「だうんたうん」という無許可の風俗店を開業し、半年で閉鎖、借金生活を送っていました。

佐々木容疑者は、逮捕時も職業不詳と発表され、主だった経歴・職歴といえるものはありません。

佐々木容疑者は、住所も逮捕時に不詳と発表され、詳しい情報はわかっていません。しかし一部報道では、佐々木容疑者は、今回の事件の被害者が上野で経営する飲食店近くで「キャッチ」をしていたと言われています。佐々木容疑者は上野界隈を活動拠点としていた可能性があります。

佐々木容疑者は、事件の実行に向けて指示を出した平山容疑者とは「渋谷のクラブであった」と報道されています。上野と渋谷は、東京メトロ銀座線で繋がっています。

平山容疑者との出会いの場が渋谷であったことから、佐々木容疑者は、東京メトロ銀座線沿いに住んでいた可能性も浮上しています。

佐々木容疑者が、事件の起きた関東を離れ、福岡、そして沖縄へ、あえて飛行機に乗って移動した理由に、事件解明の手がかりがある可能性が高いです。また何か分かったら追記していきます。