2024年パリオリンピックの新競技「ブレイキン」に出場したオーストラリアのレーガン選手が話題になっています。オーストラリアのユニフォームの定番色である緑と黄色のユニフォームが、「クロネコヤマトの配達員のようであった」とネットが騒いでいます。
レーガン選手(Rachael Gunn レイチェル・ガン)は一体どんな選手なのでしょうか?この記事では、レーガン選手について調べてみました。
レーガン選手のプロフィール
ダンサー名:Raygun(レーガン)
生年月日:1987年9月2日(36歳、2024年8月現在)
出身地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州 ホーンズビー
最終学歴:マッコーリー大学(Macquarie University)コンテンポラリー音楽学士、文化研究博士号
家族:夫(Samuel Free、ダンサー)
普段は、母校・マッコーリー大学のメディア、コミュニケーション、クリエイティブアーツ、言語の学部において講師を務めながら、ブレイキンの文化政治について研究するリサーチャー、学者として活動をされています。
ブレイキン「WDSF Breaking for Gold」の公式アカウントに、レーガン選手のコメントが掲載されています。
“Don’t be afraid to be different, go out there and represent yourself, you never know where that’s gonna take you.”
人と違うことを恐れず、自分自身を表現してみよう、それがあなたをどこに連れて行くかわからないのだから。
実際にレーガン選手は、オリンピック選手と学者の二足のわらじを実現させています。彼女の力となっているのは、自分自身への信頼なのかもしれませんね。
レーガン選手のダンス歴
レイチェル・ガン選手は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州ホーンズビーで生まれました。幼少の頃から社交ダンス、タップダンス、ジャズダンスなどあらゆるジャンルのダンスをたしなんでいました。シドニーオリンピックに影響を受けたと自身のインスタグラムで公表しています。
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レーガン選手は、2010年代前半に、現在の夫であるSamuel Free選手と出会い、ブレイキンを始めます。夫は、レーガン選手のコーチも務めており、公私共に二人三脚で歩んできました。二人が並ぶと、美男美女カップルです。
地元オーストラリアのメディア「Body+Soul」のインタビューでは、レーガン選手は、ブレイキン歴12年でオリンピック代表の座を得たと紹介されています。
現在は1日3時間から4時間のトレーニングを積み、オーストラリア代表の座をつかみました。
レーガン選手のオリンピックでのユニフォーム姿【画像】
今回話題となったレーガン選手のオリンピックでのユニフォーム姿はこちらです。
どう見てもノリが良すぎるクロネコヤマトのスタッフにしか見えないブレイキンの選手w個人的にこの人も応援してあげたい https://t.co/sYriuU2eyK pic.twitter.com/k7ZvBkmtgG
— 霧。 (@kirifurikogen) August 9, 2024
また予選リーグで対戦したアメリカの選手の名前が「ロジスティック(日本語で物流)」であったため、日本の物流問題を体現しているとも話題になりました。
パリオリンピックに限らず、オーストラリア代表のユニフォームは「緑と黄色」のデザインが一般的です。今回、パリオリンピックのオーストラリア代表の公式ユニフォームは、日本のアシックス社が採用されました。
レーガン選手のオリンピックでのパフォーマンス【動画】
レーガン選手のオリンピックでのパフォーマンスはこちらです。
出だし、母国・オーストラリアのカンガルーのような動きで、「オーストラリア代表」を意識させています。
Give Raygun the gold right now #breakdancing pic.twitter.com/bMtAWEh3xo
— n★ (@nichstarr) August 9, 2024
この動画を見ると体格を生かしたダイナミックな動きとも思われます。しかしこの試合でレーガン選手は敗退します。ブレイキンのファンからは、「この動きはなんだ!」「審判の判断は正しかった」という厳しいコメントが寄せられていました。
🇦🇺 Who did we send?
Raygun, a 36-year-old full-time lecturer at Sydney’s Macquarie University, completed a PhD in breaking culture and is a lecturer in media, creative arts, literature and language.
Now it all makes sense
pic.twitter.com/fzNsN6ATQD— Avi Yemini (@OzraeliAvi) August 10, 2024
レーガン選手の代表選出に疑惑も?!
レーガン選手がオーストラリア代表に選出されるまでの過程において、不正があったのではないかという報道もありました。レーガン選手の夫がオーストラリアのブレイキン界で実力者であることと、レーガン選手が大学教授であるため優遇されたのではないかという疑問が呈されました。しかし、これにはレーガン選手本人が反論をしています。
今回のパリオリンピックでは、レーガン選手は16位という成績でした。ブレイキンの世界ランキング1位で、日本代表のAYUMI選手は40代です。レーガン選手はまだ30代で、まだまだ伸びしろがありそうです。これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね!
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