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Rikoブレイキン「日本Bgirlの下剋上を目指す」【動画まとめ】

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パリオリンピックで正式種目に採用され、注目を集めるブレイキン。中でも、2023年に国際大会で3回優勝した、現役高校生・Riko選手津波古梨心(つはこ・りこ)さんに注目が集まっています。

2月24日、福岡で開催される「ブレイキンワールドマッチ2024 ~史上初!ダンス日米頂上決戦~」に出場します。Riko選手は、現在世界ランキング6位です。この大会では、世界ランキング57位の選手と対戦します。

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Riko選手の2023年の国際大会での活躍を動画で見てみたい人

23年6月 モントリオール WDSF Breaking For Gold Int’l Montreal

Riko選手は、202363日にカナダのモントリオールで開催された「WDSF Breaking For Gold Int’l Montreal」で優勝しました。決勝戦で、日本のBgirlの先輩・AYANE選手と対戦しました。Riko選手が初めて国際大会で、先輩を倒し、優勝した記念すべきバトルです。

Riko選手は、トップロックから多くの技を繰り広げました。先輩であるAyane選手に負けないくらいのトップロックを披露し、フットワークの良さとパワーでバトルを推し進めました。

最後までAyane選手とデットヒートとなりましたが、トップロックとバリエーションの展開、そして音楽のビートとうまくマッチしたRiko選手が接戦を制しました。

Riko選手の快進撃は続きます。この2週間後の2023617日に、スペインのマドリードで開催]れた「WDSF Breaking for Gold  Int’l Madrid」でも優勝を果たします。

23年12月 香港 WDSF Breaking For Gold Int’l Hong Kong

Riko選手は、2023年12月に香港で開催された「WDSF Breaking for Gold  Int’l Hong Kong」でも優勝を飾ります。

Riko選手は試合後のインタビューで次のように語りました。ダンスのバリエーションを増やすことで、バトルを優位に進めることができ、優勝に繋がりました。

「香港の大会に向けて、私はダンスのバリエーションを増やすことに集中しました。時間の制約がありましたが、既存のセットに新しい要素を加え、ムーブの流れを変えることがで来たと思います。
特に2、3ラウンドのバトル練習には力を入れました。メンタル面と体調には不安定な部分がありましたが、それでも大会当日には自分の力を最大限に発揮しようと頑張りました。
結果として優勝できたことは、とても嬉しく、自信につながりました。これからのオリンピック予選シリーズ(OQS)に向けて、まずはしっかりと休んで、新たな目標に向かって努力を続けたいと思います。今後も挑戦を続け、さらなる高みを目指していきます。」〜FINEPLAY

Riko選手は、香港大会で優勝したことでオリンピックに一歩近づきました。ブレイキンのオリンピック出場選手を決める、2024年5月と6月に開催される「Olympic Qualifier Series event」への出場権を獲得しました。

日本のBgirlは、誰もオリンピック出場を決めていない

Riko選手が、ブレイキンでオリンピックに出場するためには、これからが本番とも言えます。2024年5月の上海、2024年6月のブタペストで開催される五輪予選シリーズを経て、Riko選手は、オリンピック出場権を獲得しなければなりません。

オリンピックでは、ブレイキンは、男女それぞれ合計16名が出場します。すでに男女6名ずつ出場を決めています。開催国であるフランスからは特別枠で3名ずつ選出されるため、現在残りの枠は7名です。

さらに「国別に男女2名ずつしか出場できない」という制限もあります。

Riko選手は、現在世界ランキング6位です。その前を立ちはだかるのは、世界ランキングで上回るAYUMI選手(世界ランク4位)とAMI選手(世界ランク3位)です。二人は日本のBgirlを長年リードしてきたベテラン選手です。実力も兼ね備えています。

沖縄をあげてRiko選手を応援

Riko選手は、キャチフレーズを「はいさ〜い」と決めています。沖縄の方言であいさつの言葉ですが、英語では「Hello!」に当たります。地元沖縄のメディアは、Riko選手の活動を熱く応援しています。

Riko選手は、2024年2月18日に開催された第5回全日本選手権ではトップ4という成績でした。

オリンピックに出場できるのは、1か国につき、最大で男女それぞれ2名のみです。日本のBgirlは実力派揃いです。オリンピック出場をかけ熾烈な争いが繰り広げられています。

今からどんなバトルを繰り広げられるのか、Riko選手による、さながら下剋上のような活躍が期待されています。

沖縄を飛び出し、オリンピックの舞台で活躍するRiko選手の姿が今から楽しみですね。

*アイキャッチ画像は、マドリード大会で優勝を決めたRiko選手:沖縄タイムスより

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