大谷翔平選手

大谷翔平会見アメリカメディアが見抜いたウソ

大谷翔平選手

3月25日(日本時間3月26日)、大谷翔平選手は、元通訳水原一平氏の違法賭博疑惑について、大谷選手は今回の疑惑について、会見を開きました。初めて声明を発表し、疑惑に関する自身の関与を一切否定しました。
しかし、アメリカのメディアは「まだ大谷選手の疑惑は完全に晴れていない」という反応が残ったと報道しました。

この記事はこんな人におすすめ
・会見は、アメリカでどのように報道されたのか知りたい
・なぜ大谷選手の疑惑が晴れず、叩かれたのか理由を知りたい

 ニューヨークポスト:大谷を信じるにはもっと踏み込む必要がある

DeePLより

ジョエル・シャーマン(Joel Sherman)記者は、1996年から野球のコラムニストを務め、ニューヨークポスト社では1989年から執筆してるベテランです。

アメリカ大陸はとても大きく、東海岸と西海岸では文化が異なります。各地域のメディアは、大陸を横断・縦断するニュースを報じるケースは多くありません。
そのためニューヨークポストが大谷選手を連日のように報道することは、野球賭博への懸念が払拭できていない状況がわかります。

USA TODAY: MLBのファンは疑問が残る

USA TODAY紙では、次々に記事が公開されました。会見を見たユーザーの声と共に、「いくら否定しても大谷選手への疑惑は残っている」と声をあげています。

DeePLより

 

 

 

USA TODAYでは立て続けに記事が公開され、特にこちらの記事では送金方法が解明されていないことについて書き立てられていました。

DeePLより

3本目の記事は、「大谷翔平が元通訳の窃盗を告発した声明からわかったこと」と、より疑惑が深め、なかなか解決しない様子を報じています。

DeePLより

Los Angels Times: 大谷「スポーツにスポーツに賭けたことはない」

大谷選手の所属するドジャーズの本拠地・ロスアンゼルスの「Los Angels Times」は、大谷選手が会見場に入ってくるところから、時系列に淡々と、大谷選手の声明・コメントを報じました。
大谷選手の日本語のメモは、「黒のフォルダに入れられており、2枚に渡っていた」とも報道しています。

DeePLより

大谷選手が、ロスアンゼルス・地元チームの選手ということもあり、攻撃的な表現は見当たりません。

大谷選手は、会見で「英語を話せない」ことも露呈

大谷選手が、地元メディア以外で叩かれる結果となったとのは、疑惑の解明・捜査の核心である「資金移動について語られることがなかった」ことと、もう一つは「英語を一言も発しなかったから」ためです。

2023年のMLBアメリカンリーグ・MVPを受賞した時に、大谷選手が披露した英語でのスピーチが素晴らしいと話題を集めました。

そのため、「大谷選手は英語が話せる」という評判が高まりました。さらに2024年のシーズン前に、MLBネットワークのインタビューも、チームメイトのベッツ選手と、フリーマン選手と並んで受けた様子が流れました。

大谷選手がMLBネットワークのインタビューを英語で受ける様子はこちらです。冒頭の挨拶や、「どういう練習をするのか?」といった話は英語で返しています。

「いつからメジャーリーグを目指していたのか?」という少し深い話になると、大谷選手の視線の先はインタビュアーを見ていません。大谷選手は当時通訳を務めていた水原氏に向けて話をしている様子がわかります。

©︎MLB Network/SPOTV

©︎MLB Network/SPOTV

©︎MLB Network/SPOTV

インタビューには映り込んでいませんが、演出の一環で周囲の様子が映し出されると当時通訳を務めていた水原氏が大谷選手のそばにいるのがわかります。

©︎MLB Network/SPOTV

大谷選手が、会見で冒頭の挨拶や終わりの言葉だけでも英語で伝えていたら、アメリカの人たちは大谷選手が発した言葉を直接理解できます。
今回は全て通訳を介した発言となったため、本当に大谷選手が伝えたいことが伝えられているのかわからないと、さらに懐疑的な見方に拍車をかける結果となりました。

MLBでは、かつてマリナーズで活躍した長谷川滋利選手や、2024年のパドレスの開幕投手と務めたダルビッシュ有選手は、試合後のインタビューなど流暢な英語で対応しています。

大谷選手が、今回の疑惑を乗り越え、大谷選手に懐疑的な目を向けたファンの信頼を取り戻すには、自分の言葉で想いを伝える英語力も必要なのかもしれません。

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